あんまり知られていませんが、菊って食べられるんですよ!
調べてみたら主に愛知県、山形県、新潟県などで食べられているようなのですが、「かきのもと」などの食用菊の品種は有名だと思います。
今回は知り合いから貰った食用菊でおひたしを作ってみました。
思っていたよりもカンタンにできたため、食用菊の食べ方を紹介していきます。
食用菊の食べ方・茹で方
食べたことのない人は「菊ってどの部分を食べるの?」と思うかもしれませんが、基本的に食べるのは花びらの部分です。
そのため、茹でる前にがくと花びらをバラバラにしていきましょう。
「ちょっと面倒かな?」と思いましたが、根元(がく)を摘んで引っ張るとカンタンに外れました。
ただ、菊を貰ってから時間が経っていて、キレイな紫色が少し変色していました。
私みたいに変色が気になる部分も分けてしまって大丈夫です。
数が多いとちょっと時間を取られるかもしれませんが、面倒って感じはそこまでないと思います。
花びらとがくを分けたら下ごしらえは完了です。
それでは菊を茹でていきましょう。
①お酢を加えたお湯を沸騰させる
適当な大きさの鍋を用意したら、そこにたっぷりのお湯と小さめのスプーン一杯分のお酢を入れます。
ちなみに、私はそこまで量がなかったので、鍋ではなくフライパンで茹でました。
また、お酢は色をキレイに出すためのものなので、入れなくても味は変わらないと思います。
②沸騰したお湯に菊を加える
お酢を加えたお湯が沸騰したら、そこに先ほど準備した菊を入れていきます。
沸騰した状態だと軽い菊はどんどん浮き上がってくるので、それを菜箸で押さえるように数十秒〜1分程度茹でてください。
茹でるというよりも、サッとお湯にくぐらせるイメージでOKです。
③茹でた菊を冷水に入れる
茹でた菊をザルにとり、ボールに水を張っておいて冷やしていきます。
茹でていたときは「ちょっと色どうかな?」と思ったのですが、ザルに移すと少しキレイに見えますね。
④水気を軽く切って容器に移す
次に水気を軽く切って、別の容器に移していきます。
茹でた量にもよりますが、数回で食べ切る量なら1つの容器で良いでしょう。
大量の菊を茹でたときは、しっかりと水気を切ってラップなどに包んで何個かに分け、冷凍保存しても大丈夫なようです。
私は2食分くらいの量だったため、1つの保存容器にすべて入れてしまいました。
⑤茹でた菊はおひたしに
色々と食べ方はあるようですが、おひたしがカンタンな上に、菊のシャキシャキ感をしっかりと味わえておすすめです。
味付けがちょっと不安だったものの、市販のめんつゆでおひたしにすれば失敗は少ないでしょう。
私は適量のめんつゆに、少量のお酢(黒酢)、調理酒を混ぜました。
後は好みになりますが、冷蔵庫で少し寝かせると十分に味が染みると思います。
まとめ
食用菊の茹で方、食べ方・レシピ(おひたし)を紹介してきました。
下ごしらえで花びらとがくを分けるのもカンタンですし、おひたしもサッとお湯に通せばすぐにできておすすめです。
主に花びらを食べる食用菊は、秋から初冬くらいが旬になります。
なかなか見ない食材かもしれませんが、スーパーなどで見つけたらぜひ試してみてください。
この記事ではおひたしのレシピを紹介しましたが、他にも酢の物、和物などアレンジは多いです。